《体験レポート》
うるま市産のコーヒー豆で焙煎講座
うるま市でコーヒーが栽培されている事を、ご存知ですか?
沖縄県はコーヒー栽培に適した地域「コーヒーベルト」のギリギリ北限に当たるそうです。
日経4946より引用
日本で始めて露地でのコーヒー栽培を始めたのは、沖縄の和宇慶朝伝さん。1980年から始められたそうです。
和宇慶さんの妹が「お土産に」とブラジルから持ち帰った15粒のコーヒーの種を何気なく植えたところ、見事に実がつき、80年にはブラジルに渡り国立農業試験場でコーヒー栽培を学んで本格栽培に着手したそうです。
今回は、うるま市で10年以上前からコーヒー栽培をされているHARU農園の伊波善弘さんのコーヒー農園見学とコーヒー焙煎を体験します。
うるま市石川の市街地を抜けて、山へと続く道へ、、、
こんなとこに?コーヒー畑?
ありました♪
ひっそりと豊かな緑に囲まれた場所。
車を停めて、伊波さんの案内で畑の中へ。
青空の下、青々とした葉に隠れて付いている、小さなちいさな実。
参加者のみなさん、初めて見るコーヒーの木に釘付けです。
コーヒー栽培を始めて、10年以上になる伊波さんの豆は、ブラジルアラビカ種。
35年前、伊波さんの父親がみかん農園をしている片隅に植えた一本のコーヒーの木。
伊波さんがマザーツリーと呼んでいる大きな木です。
そのマザーツリーから落ちた種から、元気に育った子どもたち?が、今のコーヒー園で大切に育てられています。
今では500本まで増やしたそう。
伊波さんの目標はなんと1,000本!
愛情たっぷり、ユーモアたっぷりの伊波さんに見守られ、強く、そして美味しく育っています。
栽培方法や土の種類、そして手入れの方法等など、いっぱい聞きたいことはありますが、、、
今度はお楽しみの焙煎体験!
まだまだ、畑に居たい気持ちをちょっぴり我慢して、焙煎体験の会場へ向かいます。
今回は、家庭でもできる「フライパン」を使用した焙煎体験!
早速、青い生豆を手渡されたみなさん。
これがコーヒーの豆⁇
さぁ、伊波さんのキレッキレのトークでスタートの合図♪
フライパンが温まると、豆をひたすら混ぜる、混ぜる、混ぜる!
少しずつ色が付いてきて、、、
コーヒーの香りが、、、
パチンパチンとあちこちで、「一ハゼ」の音
この「一ハゼ」の音と共に、みんなの気持ちも盛り上がってきました。
「ニハゼ」の音♪
もう、みなさんの気持ちは一つ。
憧れのコーヒー焙煎士に自分を置き換え妄想中。
【豆知識】
🫘ハゼとは?
焙煎していると、水分が抜け、温度が安定して上昇するとともに、生豆が膨らみ始める。内部にできた気圧に耐えられなくなって豆の細胞が壊れ、爆ぜる音のこと
1ハゼの音♪
パチパチパンパン爆発音
2ハゼの音♪
バチバチピチピチ小刻み
ミルで豆を挽くとますます香り高く、鼻をついてきます。
さぁ、お湯を注いで、、、
オリジナル焙煎コーヒーの出来上がりです。
お味の方はいかがでしょうか?
この笑顔、、、(*´꒳`*)
部屋中、そして心にもコーヒーの香りで満たされてきました。
(後で聞いたら、一階の事務所までいい香りがしていたそうです)
今回は残念ながら、みなさんの焙煎したコーヒーを飲み比べる事はできませんでしたが、、、
持ち帰った豆を、好みの焙煎に仕上げていろいろ試してみたい!
伊波さんと嬉しそうに話して帰っていく参加者のみなさんでした。
うるま市内にコーヒー農園がある事、初めてコーヒー栽培を手がけた方が旧具志川市にいた事、そして家庭で楽しみながらコーヒーの焙煎ができるということ、、、
どれをとっても、ステキな学びと、体験の時間でした♪
コーヒーの木をうるまいっぱいに広げたい!そして、伊波さんのコーヒーはもちろん楽しいトークもみなさんに届けたい!
これからも、うるま市のコーヒーを広げる活動を応援します♪
おわり
うるまなびマルシェ担当 澤岻